援助交際

マンション 愛人
彼が援助交際をしていた。というか、若い子にお金を貢いでいたのだ。
私は彼より五歳年上でそういう負い目があるせいか、今まで何回も浮気を見逃してきていた。
だが、今回は援助交際だ。そんなお金、どこにあった? というか私の財布から抜き取ってたお金で女の子と援助交際してたんじゃないの? 疑うまでもなく、そうに決まっている。
だって、この人、お金ないもん。
お前、自分が援助されてる身分で、若い子を援助するだなんて、どういう神経しとんのや。あほだろ、お前! 
援助交際じゃなかったら、多分今回も見逃していたかもしれない。
彼は若いんだから、いろいろ経験した方がいいとかなんとか自分に言い聞かせていたかもしれない。だけど、援助交際……こればっかりは、金堪忍袋の緒が切れた。
多分、生まれて初めて、他人を思いっきり殴った。一回殴ると、なんか余計にもう一発殴りたくなって、めちゃくちゃにしてやろうという野獣じみた神経になってきて、最後には灰皿を手にしていた。
「これで思いっきり殴ったら、私は殺人犯だ」とちらっと考えていた。
私が半狂乱で灰皿を手に彼に襲い掛かろうとした時、今まで彼はまったく反撃してなかったのに、急に立ち上がって私の腕をつかんだ。
「それやらせちゃうと、お前を殺人犯にしちゃうから駄目だ」って。
それで、一瞬躊躇してたら、彼は私を強く抱きしめた。しばらく、そのままでいたら、気持ちが落ち着いてきて、なんかもうどうでもよくなってきてしまった。

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